「PUBG」や「FF14」などのPCゲームの流行により、最近かなり需要が高まっているゲーミングPCですが、メーカーが多すぎて「どのモデルを買えばいいのわからない」と迷ってしまう初心者の人も多いと思います。
そんな人のために、このページではヘビーゲーマーである筆者が絶対的におすすめするゲーミングPCのスペック・メーカー・モデルについて紹介しています。
他にもマウス・キーボード等の周辺機器などについてもまとめていますので、ゲーミングPCの購入を検討している人はぜひ参考にしてみて下さい。
ゲーミングPCとは
- グラフィックボード(ビデオカード)が搭載されている
- CPU・メモリが高性能である
- デザインが洗練されている
ゲーミングPCとはその名の通りゲームをプレイするのに適したPCのことを言いますが、明確な定義というものはありません。
ただし、ほとんどは上記に挙げた3つの要素を持っているPCであることが多いです。
グラフィックボード・ビデオカードが搭載されている
ゲーミングPCと普通のPCの一番の違いと言えば、やはり「グラフィックボード(グラボ、GPU)」の有無になるでしょう。
グラボはハイクオリティなゲームを快適にプレイするのに必要不可欠なパーツで、最新のゲームをプレイするなら必須のパーツと言えます。
グラボには様々な種類がありますが、「NVIDIA GeForce」「AMD Radeon」シリーズが特に有名で、ほとんどのゲーミングPCにはどちらかのグラボが搭載されています。
CPU・メモリが高性能である
ゲーミングPCの購入を検討するなら、CPU、メモリも見ておくべきでしょう。
CPU・メモリの性能が高いと処理速度・作業効率が上がるため、ハイクオリティなゲームでもサクサクプレイすることができるようになります。
逆に性能が悪いと動作が不安定になったり、カクつきが発生することもあるので、最低限のスペックは確保しておいたほうが良いでしょう(スペックは後述します)。
かっこいいデザイン
ゲーミングPCは一般の事務用PCに比べて、デザインが特徴的なものが多いです。
具体的にはケースが珍しい形になっていたり、黒色や赤色を基調としたシックなデザインのゲーミングPCなどが販売されています。
こちらはPCのスペックには関係ないのですが、PCの外観にもこだわりたい人ならばデザインにも注目してみると良いでしょう。
ゲーミングノートとゲーミングデスクトップはどっちがおすすめ?
- スペック・安定性重視ならゲーミングデスクトップ
- 省スペース重視ならゲーミングノート
ゲーミングPCには、デスクトップのものとノートパソコンのものがありますが、どちらがおすすめなのでしょうか。
もちろん各々の使用する用途によっても変わってきますが、個人的にはデスクトップ型のゲーミングPCをおすすめします。
デスクトップはゲーミングノートと比べて基本的に性能が高めになっていますし、カスタマイズもしやすいパソコンが多いからです。最近ではゲーミングノートでもハイスペックなものが増えましたが、価格はやや割高になっています。
ただし、ゲーミングノートには「持ち運びしやすい」「スペースを取らない」といった利点もあるので、デスクトップを設置できない理由があるのならばゲーミングノートを検討してみても良いでしょう。
ゲーミングPCのスペックの目安
- グラボは「GTX1060 6GB」以上
- CPUは「Core i5 8400」以上
- メモリは「16GB」以上
- SSDは「240GB」以上
- 余裕があればクーラーを変更
- 電源は基本デフォルトでOK
ゲーミングPCで見るべきポイントは結構多いのですが、最低限、上記のスペックは満たしておいたほうが無難です。
グラフィックボードのおすすめの選び方
- ゲームの設定を下げてもいいなら「GTX1060 6GB」以上
- ゲームをガチでプレイするなら「RTX2070」以上
グラフィックボードはゲーミングPCで一番こだわるべきパーツで、基本的には性能が高ければ高いほど良いです。
ですが性能が高くなると価格も一気に上がるので、自分がどれくらいハイクオリティなゲームをするのか考えてから決めるようにするのがおすすめです。
価格と性能のバランスが良いのは「GTX 1060 6GB」で、このグラボでも設定を下げればほとんどのゲームが動作します。
逆に設定を下げずにゲームをプレイしたい人や、ガチのFPSなどをプレイしたい人はハイスペックで価格もほどほどな「RTX 2070」を搭載するのがおすすめです。
CPUのおすすめの選び方
- ゲームをプレイするだけなら「Core i5 8400」
- 動画実況・編集もするなら「Core i7 8700」「Ryzen 7 2700」
CPUはグラボに比べたら優先度は少し落ちますが、やはり処理速度を考えると最低限のスペックは用意しておきたいところです。
特にリアルタイムで処理を行うFPSやオンラインゲームではCPUの性能が低いとラグが発生しやすくなったり、カクつきの原因になるため妥協しないようにしましょう。
ゲームプレイだけを主にする人なら「Core i5 8400」、ゲームプレイに加えて動画実況や動画編集も行う場合は「Core i7 8700」「Ryzen 7 2700」を選ぶのがおすすめです。
メモリのおすすめの選び方
- メモリは16GBが安定
ゲーミングPCのメモリに関しては「16GB」がド安定と言えるでしょう。
少し前までは8GBでも良かったのですが、最新のゲームだと動作が重くなったり、フリーズしたりなどの不具合が出ることもあります。将来性を考えてもメモリは16GBにカスタマイズした方が良いと思います。
メモリに関しては近年で価格が高騰していて、ハイスペックモデルなのにメモリだけケチってたりする製品も結構あるので、きちんと確認するようにしましょう。
SSDのおすすめの選び方
- 最低でも240GBは欲しい
- 多くのゲームをするなら480GB以上
SSDはゲームやOSを保存する記憶装置のことで、簡単に言うとHDDのようなもの。
HDDとの最大の違いは「読み込みや起動がかなり速い」ことで、SSDにするとPCの起動やゲームのロード時間が体感できるレベルで違ってきます。
ゲームのロード時間を短縮することでストレスも軽減されますし、対戦型ゲームの場合は他の人より先に動くことができて有利になることもあります。
SSDの容量は色々ありますが、最低でも「240GB」、たくさんの種類のゲームをする人の場合は「480GB」以上のものを選んでおくと良いでしょう。
CPUクーラーのおすすめの選び方
- 標準クーラーから変更するのがおすすめ
CPUクーラーは地味ですが、意外と重要なパーツです。
というのもゲーミングPCに付いているCPUクーラーは必要最低限のものが多く、ハイクオリティなゲームを長時間プレイすると冷却が間に合わない場合があります。
CPUが高温になるとパフォーマンスが低下しますし、寿命が短くなって最悪故障してしまう可能性もあります。またCPUクーラーの交換はそれなりに面倒です。
以上の理由から、予算に余裕のある場合はCPUクーラーを性能の高いものにしておくのが良いでしょう。クーラーには空冷と水冷式がありますが、標準のクーラー以外ならばどちらでも構いません(水冷式の方が性能は高めです)。
電源のおすすめの選び方
- 電源は基本的にデフォルトでOK
BTOメーカーでゲーミングPCを買う場合は、電源は最初のものでOKです。メーカー側もちゃんと考えているので、ある程度余裕のある電源を使っています。
ただしグラボを一気に2~3ランクアップさせたりする場合は、電源不足になる可能性があるため、電源の容量も大きくしたほうが良いと思います。
その他
マウスやキーボードなどの周辺機器などはAmazonやPCショップで購入した方が安上がりになることが多いです。「面倒だからまとめて購入したい」という人以外は、別のショップで購入するのがおすすめです。
おすすめのゲーミングPC
1位 パソコン工房 LEVEL∞「LEVEL-M0B6-i5-RNA-K」
- CPU: Intel Core i5-8400
- メモリ:16GB
- グラボ:GTX 1060 6GB
- SSD:480GB
特徴:コスパ最強でゲーミングPC入門用に最適
「GTX 1060 6GB」「Core i5-8400」「メモリ16GB」を搭載したゲーミングPCで、この記事で紹介したスペックの水準を見事に満たしています。
更に「480GBのSSD」「2TBのHDD」も搭載されているため、大量のゲームをインストールしても問題のない仕様になっています。
価格もかなり抑えられており、個人的には完璧に近いスペックを持ったゲーミングPCだと思います。ガチゲーマーなら2位で紹介するハイスペックPCの方がおすすめですが、ゲーミングPC初心者や、予算が少ない人はこちらをおすすめします。
カスタマイズはデフォルトのままでも問題無いですが、予算に余裕のある方はCPUクーラーを「サイドフロー」か「水冷クーラー」に変更するのもおすすめです。
2位 マウスコンピューター G-Tune「NEXTGEAR-MICRO am550GA3」
- CPU: AMD Ryzen 7 2700
- メモリ:16GB
- グラボ:RTX 2070
- SSD:240GB
特徴:ガチゲーマー向けのハイスペックPC
こちらは「RTX2070」「Ryzen 7 2700」といったハイスペックなパーツを搭載したガチゲーマー向けのゲーミングPC。この構成ならば最新ゲームを最高設定でプレイすることも余裕ですし、ゲーム配信しながらのプレイも可能です。
デフォルトの構成だとSSDやHDDの容量がやや少なめなので、色々なゲームをプレイする人の場合は容量多めのパーツにカスタマイズするのがおすすめですね。
3位 ドスパラ GALLERIA 「GCF1060GF-E」
- CPU: Intel Core i7-8750
- メモリ:8GB
- グラボ:GTX 1060 6GB
- SSD:250GB
特徴:ゲーミングノートはほぼこれ一択
CPUは「Core i7-8750」、グラボは「GTX 1060 6GB」とデスクトップ顔負けのスペックを有しているゲーミングノート。しかも価格もかなり安めになっています。
さらに、このPCにはリフレッシュレート144Hzのモニターが搭載されています。いわゆるゲーミングモニターというもので、モニターだけ見てもかなり価値のある製品です。
以上のことから、「コスパも良く、性能も高いゲーミングノートが欲しい」という人にはかなりおすすめできるマシンになっています。
カスタマイズに関しては、予算があればメモリを「16GB」にしておきましょう。
おすすめのマウス・ヘッドセット・モニター
ゲーミングPCと同時に、おすすめの周辺機器についても紹介しておきます。
おすすめゲーミングマウス「Razer DeathAdder Elite」
Razer DeathAdder Eliteは定番かつ高評価のゲーミングマウスです。多くのプロゲーマーも使用しているマウスで、とりあえずこれを選んでおけば問題無いでしょう。
今まで普通のマウスを使っていた人がこのRazer DeathAdder Eliteに乗り換えると、世界が変わるレベルの使用感に驚くことでしょう。
おすすめのゲーミングマウスパッド「SteelSeries QcK mini」
ゲーミングマウスパッドに関しては、正直これ一択で良いと思います。滑り心地、マウスカーソルの移動、全てにおいて完璧なマウスパッドですね。
おすすめゲーミングヘッドセット「HyperX Cloud II」
こちらも多くのプロゲーマーが使用している「HyperX Cloud II」。
アメリカの大手PCパーツメーカー「キングストン」が販売しているゲーミングヘッドセットで、全体的な作りも良く安心感があります。
ゲーミングヘッドセットはFPSでは特に重要で、足跡がどこから近付いているのか、銃声がどの方向からしたのか、といった情報がわかるため、有利に戦うことができます。
おすすめゲーミングモニター「ASUS VG248QE」
ゲーミングモニターは色々な種類がありますが、特に重視するべきなのは「応答速度1ms」と「リフレッシュレート144hz」です。
応答速度が高ければ遅延が少なくなり、リフレッシュレートが高ければ残像が少なくなります。とりわけ精密な動きが要求されるFPSや格ゲーでは特に重要です。
ASUS VG248Qは「応答速度1ms、リフレッシュレート144hz」を満たしていて、価格も比較的安めになっています。ゲーミングモニター入門用としても最適です。
おわりに
今回は筆者がおすすめするゲーミングPCを紹介しました。
ゲーミングPCはハイスペックなゲームにはもちろん、ネットサーフィン、動画鑑賞、動画編集などゲーム以外の用途でも使うことができます。
毎日数時間、数年にも渡って使い続けることになる製品ですから、あまり妥協はせずに納得のいくものを選ぶことをおすすめします。